上の3点は、湯布院別荘のパースです。鉛筆書きに水彩絵具で仕上げています。水彩紙の白を活かしつつ、点景部の筆の置き方に気を使いながら
仕上げました。 ポートレートを撮る際に、レフ板などを使用し、目にキャッチライトを入れて被写体の表情を生きいきさせたものにしますが、
こうして並べてみると、左の2点は曇天なイメージになってしまい、生気に乏しいものになってしいました。右の絵は、ロータリーの石畳の目地の飛び具合と建物の白壁に、左方向からの斜光を感じます。
筆をのせてブラシアップするところと、紙の白を活かして書き流すことのバランスが、手描きの画の面白さです。
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